【 神棚の 選び方 】
はじめに「神棚」とは?
神棚とはその名の通り、神道の神様を祀るための場所のこと
そもそも一般家庭に置かれるようになったのは、江戸時代頃とされていて、「御師(おんし)」という人が、全国にお札を配って歩き、伊勢神宮への信仰を勧めていたこともあり、伊勢神宮へは500万人もの人が観光に訪れるようになりました。この時のお札を祀るためのものとして、神棚が広まっていきました。
次に神棚を置く意味は?
なぜ神棚を置くのか、諸説ありますが、「商売繁盛」「家内安全」「無病息災」などを祈願するのが一般的です。
毎日神社にお参りに行くことは、時間や距離などからきわめて困難です。
それらを祈願し、心穏やかに日々過ごすことができるように、
神様をお祀りする特別な場所として神棚を置くようになったとされています
■神棚の選び方
まずはじめに設置したい場所のスペースを確認します
神棚は部屋の家具やインテリアとのバランスも考慮しながら、
好みの感覚(なんとなくしっくりくるぐらいの感じ)で選びましょう。
毎日手を合わせる神棚、気に入ったものを目の前に1日が始まります
自分の「好き」を大事にしましょう♪
さて神棚はさまざまな種類がありますが
現在は大きく伝統的タイプ とモダン神棚 の2種類があります
伝統的タイプとして
〇「一社造り」
正面から見て、お札を納める社が1ヵ所ある神棚
サイズがコンパクトのモノが多く設置スペースをあまりとりません
お札を複数納める場合、神宮大麻(天照大神)を一番手前にし、住んでいる地域の氏神様を祀る「氏神神社」、
個人の特別な信仰などによって崇敬される「崇敬神社」の順に重ねます
〇「三社造り」
正面から見て、お札を納める社が3ヵ所ある神棚
お札は中央の社に神宮大麻、向かって右側に氏神神社、左側に崇敬神社を納めます。
三社造りの神棚は横幅があるので十分な設置スペースが必要ですが、
本格的な神棚を求めている方におすすめです。一般家庭にはもちろんですが、会社・事務所・店舗などに設置されることが多いようです。
〇「箱宮神棚」
「箱宮神棚」とは、箱型のケースに社を入れた神棚のこと。お札、神具も一緒に並べられます。
かつては北陸から北海道にかけて多く見られましたが、最近では地域を問わず人気が高まっています。
箱の中に納められるため、埃などを掃除しやすいのが利点。お手入れしやすい神棚を考えている方におすすめです。
据え置きタイプ、壁掛けタイプ どちらもありますが
側面や前面にガラスを用いているモノが多く、圧迫感をあまり感じさせません。
〇モダン神棚
神棚と聞くと、いま住んでいる部屋のインテリアに馴染まない、置く場所がない、という方も多いと思います
そんななか、現代のライフスタイルやインテリア、住宅事情に合わせた「モダン神棚」がいま注目されています。
今では壁掛けタイプから、置き型タイプまで、多種多様なモダン神棚があり選ぶのに迷うほど!
スタイリッシュなもの、シンプルでナチュラルなデザインなど洋室やマンションなどにマッチするモダン神棚!
中でも賃貸住宅でも設置しやすい取り付けた跡が目立ちにくいモノが人気です
〇簡易神棚(お札立て)
神宮大麻や御祈祷札などお札のみを飾るのにちょうどよいのが「簡易神棚」や「お札立て」です。
おおげさにしたくない、設置する場所が取れない方にぴったりです。
お札だけでも丁寧に祀りたい方にはお薦めです。
お札だけでなく、御朱印帳やお守りなどを収納する場所としてもグッドです!
神棚選びの参考になれば幸いです♪